福祉車両の軽自動車を検討している人 「福祉車両軽自動車で優遇される税金って何かな。どこで手続きできるかな。」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
福祉車両軽自動車で優遇される税金は2つ
税金の優遇を受ける方法
この記事を書いている私は、福祉車両取扱士として、これまでに介護をされているご家族の福祉車両の購入のお手伝い、助成金申請や税金優遇のサポートをしてきました。
目次
福祉車両軽自動車で優遇される税金は2つ
消費税が非課税になる
車いす等の昇降装置と、車いす等を固定するための装置を備えた車は、車両本体の消費税が非課税となります。また、オプション品や修理費についても、非課税になる場合があります。
車両に対する消費税
部品に対する消費税
修理に対する消費税
詳しくはこちらの記事で解説しています。
軽自動車税(種別割)、軽自動車税(環境性能割)が減免になる
要件を満たせば、軽自動車税(種別割)や軽自動車税(環境性能割)が減免になることがあります。減免措置はお住まいの県や市町村によって異なりますので、確認が必要です。
<条件となる項目>
車両の構造
障がい者手帳の有無・等級
社会福祉法人の所有
公益のための利用
これらの要件を満たせば、軽自動車税(種別割)や軽自動車税(環境性能割)が減免になりますが、県や市町村によって制度内容が異なるので注意が必要です。
税金の優遇を受ける方法
消費税の非課税制度
車両に対する消費税
部品に対する消費税
修理に対する消費税
これらは福祉車両の購入時や修理時に、自動車販売店、整備工場で制度を受けることができます。
しかしながら、税の仕組みが複雑なせいか、この辺りの非課税の仕組みや原理を知らないお店が非常に多いです。
特に中古の福祉車両に関しては、販売店の知識不足で非課税にしていないケースもあるようです。福祉車両を購入する予定の方はこちらの記事もご確認ください。
軽自動車税(種別割)、軽自動車税(環境性能割)の減免制度
軽自動車税(環境性能割)
新車登録時や、1,2年落ちの中古福祉車両を登録した場合に発生する軽自動車税(環境性能割)が減免される場合があります。
登録時に同時に行う申請ですので、販売店に代行をお願いしましょう。
軽自動車税(種別割)
市町村への申請により、軽自動車税(種別割)の減免が受けられる場合があります。減免を受ける方は、一般的に毎年納付期限前までに申請します。
詳しくはお住まいの市町村福祉課にお問い合わせください。
まとめ
福祉車両軽自動車で優遇される税金として、消費税と自動車税をご紹介しました。
消費税は、購入したお店または修理したお店で非課税制度をご確認ください。
自動車税につきましては、自動車購入時は購入したお店で、毎年の自動車税(種別割)はお住まいの市町村にご確認ください。
税の非課税・減免のほか、福祉車両に関する助成をまとめた記事もご確認ください。
また、福祉車両の関する助成についてしっかり理解しているお店はごくわずかです。お店選びで失敗しないためにもこちらの記事をご確認ください。