障がい者と生活する家族
「障がい者は自動車購入時に助成が受けられるって聞いたけど、本人は免許持っていない。家族がいつも乗せている車は助成の対象になる?方法を知りたい」
こういった疑問に答えます。
✓もくじ
障がい者が自動車の所有で助成を受けれる条件【福祉車両じゃなくてもOK】
障がい者の家族でも助成を受ける方法
無料あり:助成を活用した車両の購入
この記事を書いている私は、福祉車両取扱士として多くの方の福祉車両購入や障がい者の車両購入に携わって、多くの自治体へ助成や減免の手続きをお手伝いしています。
目次
障がい者が自動車の所有で助成を受けれる条件【福祉車両じゃなくてもOK】
障がい者が自ら自動車を所有する場合に受けられる助成は4つ
身体障がい者手帳を持っている方が自ら自動車を運転する場合、購入時などに以下のような助成が受けられます。このとき、自動車はスロープ付きの福祉車両や左アクセルペダルなどの自操式車両でなくてもよく、一般的な車で助成が受けられます。
1.自動車税(環境性能割・種別割)の減免
2.社会福祉協議会の低金利融資
3.高速道路料金半額(ETCでもOK)
しかしながら、障害の度合いが高いなどの理由で自動車の所有者になれない場合があります。その場合、車の所有者は障がい者の家族となり、上記助成がそのままでは受けられないことがあります。
障がい者の家族が助成を受ける方法
上記助成について、障がい者家族が所有する車で助成を受けるためにはそれぞれ、以下の手続きが必要になります。
自動車税(環境性能割・種別割)の減免
障がい者等自動車税減免申請書に加えて、自動車税等に係る生計同一証明書の添付が必要になります。成型同一証明書はお住まいの市町村で手に入れることができます。
これらの書類の提出先は、
自動車購入時 : 陸運支局の自動車税窓口で申請
→自動車ディーラーさんが代行してくれることが多い
今乗ってる車 : お近くの財務事務所・自動車税課
→自分でいく方も多いが、自動車ディーラーさんが代行してくれる場合も。
社会福祉協議会の低金利融資
障がい者世帯という括りなので、申請方法は本人所有の場合と同等。お住まいの県の社会福祉協議会へ。
高速道路料金半額(ETCでもOK)
障がい者ご本人以外の方が運転し、障がい者ご本人が同乗される場合は、体障がい者手帳又は療育手帳の交付を受けている方のうち、重度の障がい※をお持ちの方が対象になります。
※重度の障がいの範囲は、手帳に記載されている「旅客鉄道株式会社旅客運賃減額」の第1種と同じ範囲です。
無料あり:助成を活用した車両の購入
おさらいですが、障がい者家族が利用できる助成は3つ
1.自動車税(環境性能割・種別割)の減免
2.社会福祉協議会の低金利融資
3.高速道路料金半額(ETCでもOK)
このうち3については、お住まいの市町村役場福祉課で簡単に手続きできます。
また2についても自動車の注文の前に県社会福祉協議会に問い合わせてください。
注意いただきたいのは1で、車両購入時に手続きをしておかないと減免できない場合があります。せっかくの制度ですので、使えなかったらもったいないですよね。
福祉車両ヤマシタオートでは、障がい者やその家族に代わって、事前に各自治体に問合せを代行する無料サービスがあります。
福祉車両の購入や改造のご相談の時に、「助成の記事サイトを見ました!」とお伝えください。
助成の手続きも当店が事前に確認しておくことによって、スムーズに進めることができます。ぜひご検討ください。
福祉車両全般に関する助成について知りたい方はこちら。