介護現場で親とのコミュニケーションに必要な、心をつなぐ6つのポイント

介護現場で親とのコミュニケーションに必要な、心をつなぐ6つのポイント

介護中の親とのコミュニケーション、みなさんはどうしていますか?
気づいたら会話もせず、ただ介護してる!…ということはないでしょうか。

介護をしていると、こんな状況に落ちいりやすいと言われています。

  • 時間と体力の消耗で、忙しさもあり、じっくりと話をする時間が取れない
  • ストレスや疲労を感じてしまい、コミュニケーションに対する意欲やエネルギーが低下して、必要な会話が減少
  • 両親との過去のトラブルが影響して、感情的な障壁がコミュニケーションを妨げる

つまり、介護をしているとそもそもコミュニケーションを取るのが難しくなっていくのです。今回は、意識的にコミュニケーションを取るための6つのポイントをお伝えしていきます。

 

親の介護で、コミュニケーションの不足が招くこと

介護の現場では、親とのコミュニケーションが不足すると、さまざまな問題が起こりやすくなります。ここでは、どのようなリスクや影響があるのかを整理してみましょう。

  • 健康状態の悪化親の体調や症状の変化が十分に把握できなくなり、適切な医療対応が遅れる
  • 介護負担の増加:親のニーズや希望が正確に伝わっておらず、無駄な作業や不適切なケアが増える。
  • 感情的な摩擦親とのコミュニケーションが不足して誤解や感情的な摩擦が生じる。

心をつなぐポイント

その1:尊重と共感

親の気持ちや意見を尊重し、共感することが大切です。例えば、親が体調の不調を訴えたときには「辛いですね」と声をかけることで、安心感を与えます

介護をする中で、つい自分の都合や考えを優先してしまいがちですが、まずは親の立場や気持ちに寄り添う姿勢が信頼関係の第一歩となります。

その2:明確な言葉

分かりやすく、はっきりとした言葉で伝えることが重要です。例えば、「次に何をするか」を具体的に説明することで、親が安心して行動できます。

高齢になると、曖昧な表現や早口の説明は伝わりにくくなります。シンプルで具体的な言葉を選ぶことで、親の不安を減らすことができます。

その3:非言語コミュニケーション

言葉だけでなく、表情やジェスチャーも大切です。笑顔やうなずきなど、非言語のサインで親に安心感を与えましょう。

言葉に頼らなくても、温かな表情や優しい仕草は、親に安心感や信頼を伝える大きな力になります。うなずく動作でも、少し大袈裟なくらいの大きいジェスチャーの方が伝わりやすいので、意識してみましょう。

その4:聴く力

親の話をしっかりと聴くことが大切です。相手の話に耳を傾け、適切なタイミングで相槌を打つことで、信頼関係を築けます。

「聴く」という姿勢は、親が自分の思いを安心して話せる空気を作ります。しっかり耳を傾けることで、親の本音や気持ちに気づくことができます。

その5: 適度な距離感

親との距離感を適切に保つことが重要です。近すぎず、遠すぎず、相手がリラックスできる距離を心がけましょう。

介護する側もされる側も、気持ちのバランスが大切です。お互いに無理をしすぎず、心地よい距離感を見つけることが、長く良い関係を続けるコツです。

その6: 褒めること

親の良いところを見つけて、積極的に褒めることが大切です。例えば、「今日はとても頑張りましたね」と声をかけることで、親の自信を高めます。

日々の小さな努力や変化に気づき、素直に褒めることで、親の自己肯定感が高まり、前向きな気持ちを引き出すことができます。

 

まとめ

親の介護中で、よりよいコミュニケーションを取るポイントは、以下の6つです。

  1. 尊重と共感
  2. 明確な言葉
  3. 非言語コミュニケーション
  4. 聴く力
  5. 適度な距離感
  6. 褒めること

これらを意識することで、より良い関係を築くことができます。

介護は、体力的にも精神的にも負担が大きく、つい日々の作業に追われてしまいがちです。しかし、コミュニケーションを意識的に取ることで、親の安心感や信頼関係が深まり、介護そのものもよりスムーズになります。また、親の本当の気持ちや小さな変化にも気づきやすくなり、トラブルやストレスの軽減にもつながります。

どれも特別なスキルは必要ありません。今日からできる小さな工夫や心がけが、親子の心をつなぎ、介護の時間をより温かいものに変えてくれるはずです。無理のない範囲で、できることから少しずつ取り入れてみてください。きっと、親も自分自身も、より豊かな気持ちで毎日を過ごせるようになるでしょう。

介護は一人で抱え込まず、周囲のサポートも活用しながら、親との大切な時間を大事にしていきましょう。

 

参考資料)

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