個人で福祉車両のリースはトクなのか？安く福祉車両に乗る方法

「高齢の両親が介護状態になった」「家族が車いすで生活するようになった」

様々な事情で急に福祉車両や介護車両が必要になることがあります。最近話題の格安リースですが、個人で福祉車両のリースはトクなのかを考え、本当に安く福祉車両に乗る方法について解説していきます。

✓ポイント

この記事を書いている私は、

・福祉車両のみを年間約200台販売する福祉車両専門店のオーナー社長

・（一社）日本福祉車両協会で福祉車両の安全な普及を進める本部講師

である山下です。そんな私が、個人で福祉車両のリースはトクなのかを考え、本当に安く福祉車両に乗る方法を解説していきます。この記事を読むと、福祉車両の購入時役立つ、おトクな情報が手に入ります！

個人で福祉車両のリースができるか？

一般的な格安リースと同様に、福祉車両も個人でカーリースの契約をすることは可能です。カーリースは購入する場合に比べて急激な現金の減りがない分、安心して福祉車両に乗ることができます。通院や通勤に福祉車両が欲しいけど、頭金が必要なローンや現金で購入できない場合に、福祉車両の個人リースは有効です。

個人で福祉車両をリースするメリット

個人で福祉車両のカーリースをする1番のメリットは、現金の一時的な負担が少ないことです。一般車よりも高額になりやすい福祉車両を、リースという形で乗ることで金銭的に気楽に乗ることができます。またローンの場合は頭金が必要となるケースもあり、ある程度手持ち資金が必要ですが、カーリースの場合はそちらもいらなくなるケースがあります。

また福祉車両が非課税であるカーリースは、そのメンテナンス費用も非課税となることから、メンテナンス費用を安く抑えることができますし、リース代に組み込まれていますので代金の平準化もできます。

個人で福祉車両をリースするデメリット

一方で、個人で福祉車両をリースするデメリットもいくつかあります。特にカーリース契約の場合は途中で契約を解除する、いわゆる中途解約ができない、もしくはできるけど解約時に違約金を求められる場合があります。

福祉車両を利用する場合の多くが、「急にほしくなって急に要らなくなる」のが現状ですので、中途解約ができないのは大きなデメリットとなります。

またリースの場合はあくまでも借りものなので、自分のものにするのが難しい点があります。契約内容によって異なる部分ではありますが、買い取ることができない場合もありますし、買い取れる場合でも残価清算や手続き費用などで余計な費用が発生する場合もあります。

私がおすすめする、安く福祉車両に乗る方法

個人の福祉車両のカーリースは、初期費用が抑えられてメンテナンスも安くできるなどのメリットはありますが、一方で途中解約できないなどのデメリットも大きいです。

上でも書きましたが、福祉車両は「急に必要となり、急に不要になる」モノです。それゆえにリースのデメリットはとても大きいと、私個人的には考えています。

そこで私個人的な意見としては、福祉車両は思い切って購入すべき、と考えています。もちろん新車を買えれば一番いいのですが、新車は契約してから福祉車両が届くまでの期間も数か月ありますし、何より初期費用が高いです。一方で中古車であればある程度費用も抑えられて、欲しくなった時に早く手に入れることができます。軽自動車であれば契約から1,2週間で乗ることもできます。

そして今後もし不要になることがあれば、福祉車両の需要はこれからますます増えますので、高価で買取に回すこともできます。福祉車両を購入するには一時的には現金が必要となりますが、福祉車両が不要になって売却した際には高価買取して現金を戻すこともできます。

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