車いすのまま乗れる!人気の福祉車両軽自動車・3車種を徹底比較

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「軽自動車のスロープ車が欲しいけど、その車種にするか迷ってる・・実際、どの車種が売れてる??買うなら高い買い物だし、損したくない!!」

レ本記事の内容

1、車いすのまま乗れる!人気の福祉車両軽自動車・3車種を徹底比較

2、人気車種はどれ!? 2020年4-6月度販売台数ランキング

3、福祉車両を安く買う方法3選

 

この記事を書いている僕は、福祉車両の販売・修理を手掛けて6年目。

介護初任者研修と福祉車両取扱士の資格を持ち、福祉車両中古車の販売は累計100台以上。

 

こういった僕が、解説していきます

 

目次

車いすのまま乗れる!人気の福祉車両の軽スロープ車・3車種を徹底比較

今回比較するのは、

ダイハツ タントスローパー

ホンダ Nbox(Nボックス)車いす仕様車

スズキ スペーシア車いす移動車

で、それぞれのメーカーが公表している数値データや特徴をまとめています。それぞれの車種をもっと詳しく知りたい方は、それぞれのリンクをご参照ください。

 

その前に・・車いすスロープ付き軽自動車の共通の基本情報

本記事でご紹介する「ダイハツ タント」「ホンダ Nボックス」「スズキ スペーシア」の共通の特徴を整理します。

車の後ろにスロープが備え付けられている

車いすスロープは車の後ろ側に固定されています。

使用するときはスロープを車内から引き出します。

どの車種も腕の力で簡単に操作することができます。またどの車種のスロープでも、耐荷重が200kgほどありますので、電動車いすなどの重量が大きい車いすでも乗り降りできます。

 

セカンドシートを倒して車いすの方が乗り込む

車いすの方が乗車するときは、

セカンドシート(2列目シート)を倒すことで後ろのスペースを作ります。

「ダイハツ タント」「ホンダ Nボックス」「スズキ スペーシア」どれも軽ハイトワゴンを呼ばれる、車内が広い車種ですので、車いすの方でも十分広い室内空間となります。

なお、2列目シートが使えないので、

車いすの方が乗車した時の定員は、運転席、助手席、車いすの3人乗車となります。

 

電動ウインチで車いすの方の乗り降りをサポート

車いすの方が乗り込む際、スロープの勾配があるので人力での乗せ降ろしは結構大変です。

現行の「ダイハツ タント」「ホンダ Nボックス」「スズキ スペーシア」はどの車種もすべて車いすの方の乗り降りをサポートする電動ウインチ付きです。

電動ウインチがサポートしてくれるので、

車いすの方を載せるときに力を入れる必要がありませんし、降ろすときも急に滑り落ちる心配がありません。介護する方の負担を大きく軽減します。

 

車いすの方が乗らないときは一般的な軽自動車と同様に定員4人乗りに

どの車種も車いすの方が乗車しないときはセカンドシートに2人乗車できるので、一般的な軽自動車と同様に4人定員となります。

また荷室も使えるので、買い物の荷物もたくさん載せることができます。

 

両側スライドドア

軽自動車ではもう当たり前になりつつある、両側スライドドア。

もちろん車いすスロープ付き軽自動車福祉車両も同様に、両側スライドドアが標準でついてきます。

各車種、上位グレードでは両側電動でスライドドアが開閉する両側パワースライドドアを採用しています。

 

目的別:使いやすい軽スロープ車はコレ!

ほとんどの車いすの方が、「ダイハツ タント」「ホンダ Nボックス」「スズキ スペーシア」のどの車種においても、快適に乗車することができます。

しかしながら車いすの方の特徴にフォーカスすると、

それぞれの車種の機能的・空間的特徴をいかしたクルマ選びが必要になってきます。

車いすスロープ付き軽自動車福祉車両の中でも、

福祉車両ヤマシタオートの福祉車両取扱士がおすすめする、車いすで乗車する方の特徴や車両の特徴を生かしたおすすめの福祉車両をご紹介します。

大柄の体格で足が長い方におすすめ 「ダイハツ タント」

大柄の体格で足が長い方の車いすでの乗車に求められるのは、室内空間の広さです。

特に足元が広い、天井が高いことが必要ですが、

その特徴を持つのがダイハツ タントです。

 

ダイハツ タントのセカンドシートは唯一脱着式となっています。

Nボックス、スペーシアは脱着できません。

セカンドシートが取り外せることにより、車いすの方の足元空間が非常に広くなります。

 

車いすの乗車スペースを表す乗車スペース長さ

ダイハツ タント(シート脱着時)ホンダ Nボックススズキ スペーシア
1505mm1380mm1290mm

セカンドシートの脱着は手でストッパーのレバーを引くだけ。慣れれば一人で取り外すことができます。

一方天井の高さは、スズキ スペーシアが最も高く、わずか15mm差でダイハツ タントとなっています。

 

車いす乗車時の天井高さ

ダイハツ タントホンダ Nボックススズキ スペーシア
1380mm1350mm1395mm

Nボックスは他の2車種と比べて若干高さが低いですが、これはNボックスの構造上の問題ですので車のスペックのところで詳しく説明します。

 

足元の広さと天井の高さ両方を考慮すると、ダイハツ タントが大柄の体格で足が長い方におススメの福祉車両になります。

 

体調管理が繊細で気温の変化に弱い方 「スズキ スペーシア」

体調管理が繊細で気温の変化に弱い方には、冷気や暖気の循環能力が高いことが求められます。

一般的に軽自動車の空調は、フロントのダッシュボードと足元のみに冷気暖気の吐き出し口がついます。

なのでフロント席(運転席、助手席)は空調が十分に効き、

熱い時、寒い時に空調の電源を入れればすぐに快適な温度に調整できます。

 

しかしながら車いすの方が乗車する車両後部は、

冷気暖気の吐き出し口がない車がほとんどです。

吐き出し口がフロントのみの車の場合、車両後部への空気の流れが悪く、快適な温度になるまで時間がかかってしまいます。

 

一方スズキ スペーシアは、車両後部にも冷気や暖気を届ける天井サーキュレータやリヤヒーターダクトがついています。

スズキ スペーシアは天井サーキュレータやリヤヒーターダクトが標準で装備されているので、

車両後部の車いすの方にも冷気や暖気が直接届き、

室内の空気を効率よく循環させて、

前席と後席の冷たい空気や温かい空気の偏りを解消。

 

コンパクトな設計だから室内を広く使え、乗る人みんなが快適にすごせます

 

雪国や山間部で活躍する4WD仕様なら「ホンダ Nボックス」

ホンダ Nボックスは車いすスロープ付き軽自動車福祉車両で唯一、4WD車の設定があります。

安定感のある力強い走りを実現した4WD車をラインアップ

寒冷地や降雪地帯の運転にさらなる安心感をもたらします。

 

残念ながら、タントやスペーシアの車いすスロープ車は2WD車の設定しかありません。

雪国や山間部でどうしても4WD車が必要な場合は、

タント、スペーシア、Nボックスの中では必然的にホンダ Nボックスの車いすスロープ車になります。

 

各車いすスロープ仕様福祉車両の車いすスロープ部のスペック(カタログ値)

「ダイハツ タント」「ホンダ Nボックス」「スズキ スペーシア」車いすスロープ車の

スロープ部と車いす乗車室内部のそれぞれのスペックをカタログやHPを基に調べました。

※それぞれ空白部はカタログやHPからは情報が得られなかった部分です。

ダイハツ タントスローパー

スロープ部 
スロープ幅640mm
スロープ耐荷重200kg
スロープ傾斜角13.5°
開口高さ1390mm
スロープ板数2枚
スロープ突出長1080mm
ウインチ耐荷重120kg
室内部 
傾斜角
乗車スペース幅700mm
乗車スペース長さ1170mm
乗車スペース長さ(シート脱着時)1505mm
室内高さ1385mm

 

ホンダ  Nボックス車いす仕様車

スロープ部 
スロープ幅640mm
スロープ耐荷重200
スロープ傾斜角13
開口高さ1305
スロープ板数2
スロープ突出長1305
ウインチ耐荷重 
室内部 
傾斜角13
乗車スペース幅720
乗車スペース長さ1380
室内高さ1350

 

スズキ  スペーシア車いす移動車

スロープ部 
スロープ幅680
スロープ耐荷重200
スロープ傾斜角14
開口高さ1410
スロープ板数1
スロープ突出長860
ウインチ耐荷重 
室内部 
傾斜角4
乗車スペース幅680
乗車スペース長さ1290
乗車スペース長さ(リアシートレス車)1400
室内高さ1395

 

スペックから見た各車の特徴

私が調べた限りではスペック上各車大きな違いはなく、違っても使い勝手には大きく影響しないように思います。

その中でも、上記スペックから見えてくる機能的な特徴としては、スズキ スペーシアのスロープ吐出長がタントやNボックスよりも短いことです。

スロープ吐出長とは、スロープを引きだしたときの後ろ方向への長さになりますが、この長さが短いとことは、「より狭い空間でも車いすの方の乗り降りができる」といった機能的特徴が出ます。

 

街中にお住いの方で駐車場が狭い方や、よく行く外出先の駐車場が狭い方などは乗り降りのスペースを考慮した車の選択をするのもおすすめです。

 

人気車種はどれ!? 2020年4-6月度販売台数ランキング

2020年4-6月度販売台数ランキングは、各メーカーが発表している2020年4-6月度の福祉車両販売実績から算出しています。投票や人気ランキングではなく実際に新車として売れた台数ですので、どの車が支持されているかわかると思います。

第1位、ホンダN-box車いす仕様車

2020年4-6月度販売台数

894台

 

第2位、ダイハツ タントスローパー

2020年4-6月度販売台数

589台

 

第3位、スズキ スペーシアスローパー

2020年4-6月度販売台数

172台

 

一般車と同様に、ホンダのN-boxが一番売れてるようです。ぜひご参考にしてみてください。

 

 

福祉車両を安く買う方法3選

実際に買うと決めたら安く買いたいのが人情。どうやったら人気の福祉車両軽スロープ車を安く買えるか、3つの方法をご紹介します。

福祉車両の展示車を買う

一般の車でも展示車の入れ替えシーズンには格安で展示車を購入できるもの。福祉車両もそのタイミングがねらい目です。しかしながら、一般車よりも置いているところが少ないので、巡り合える可能性もとても低いのが難点です。

 

福祉車両中古車を買う

福祉車両の中古車を在庫しているお店で福祉車両中古車を購入できます。福祉車両の専門店は全国的にも少ないのが難点ですが、たとえお店が近くになくてもWEB商談できるお店もあります。

 

福祉車両のリースをする

月々の料金があらかじめ決められているリースであれば、まとまったお金が不要で乗り続けられます。一方でリース期間が決められているので途中でやめる場合は違約金が発生します。あらかじめ乗る期間が決まっていればよい選択肢となるでしょう。

 

 

ダイハツ タントスローパーホンダ Nbox(Nボックス)車いす仕様車、スズキ スペーシア車いす移動車についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。

人気の軽スロープ車を含む福祉車両の中古車を探す方はこちらもご覧ください。

一定期間乗る福祉車両リースに興味のある方はこちらをご覧ください。

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