福祉車両取扱士が選ぶ!コンパクトカー福祉車両の多機能おすすめ3選

 

福祉車両を検討している人

「コンパクトカーの福祉車両を検討している。どんな車種があるのかな。おすすめのコンパクトカー福祉車両を教えてください。」

 

こういった疑問に答えます。

 

もくじ

福祉車両取扱士が選ぶ!コンパクトカー福祉車両の多機能おすすめ3選

福祉車両を買えるお店

助成を活用した福祉車両の購入方法

こういった疑問に答えます。

 

この記事を書いている私は、福祉車両取扱士として、介護をされている多くのご家族に福祉車両の購入をサポートしています

 

福祉車両取扱士が選ぶ!コンパクトカー福祉車両の多機能おすすめ3選

コンパクトカーの福祉車両は、トヨタ、ホンダ、日産を中心に数多くの車種で販売されています。

その中で今回、福祉車両取扱士の私が選ぶコンパクトカーの福祉車両は、機能が多い3車種です。

特徴的な3車種なので、ぜひ知っていただきたいと思っています。

 

「回転シート+車椅子リフト」で乗り降りも、車いすの乗せ降ろしもラクに

まずは助手席が回転するシートの福祉車両。

写真のアクアをはじめ、フィットやノートなどの車種があります。

ここで注目したいのは、こういった助手席回転シート車の中でも、リアに車いすクレーンが付いたタイプです。

このクレーンは30kgまでの手動車いすを吊り上げてくれるので、車いすの積み下ろしもラクにできます。

 

回転シートにより、車椅子に乗る方の移乗を楽にするだけではなく、クレーンが車いすの乗せ降ろしもサポートしてくれるので介助の方の負担を軽くしてくれます。

 

またこのクレーン付き回転シート車の価格にも注目したいところです。

上記のクレーン付き回転シート車は車両価格が非課税となります。

一方アクアにはリアのクレーンがないタイプも販売していますが、こちらのタイプは消費税のルール上、課税対象の車となります。

このアクアの場合、クレーン無しの回転シート「Aタイプ」は10%課税がついて2,031,700円となります。

これに対して、クレーン付きの回転シート「Bタイプ」の本体価格は非課税で1,937,000円です。クレーンがついているのに、クレーン無しよりも安くなってしまいます。

一見すると、クレーンがついているのに何で安いの??

と疑問に思ってしまいますが、国の消費税のルール上、クレーンが付けば非課税になる回転シート車独自の現象ですので、あまり気になさらないように。

福祉車両の非課税制度をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

 

そんなあたりからも、回転シートの福祉車両を選ぶ際は、クレーン付きの回転シート車がおすすめです。

 

 

シートが車いすに変身!?「回転昇降+脱着車椅子」シート

福祉車両ポルテ|サイドアクセス車(動画あり)

助手席が回転昇降するだけでなく、そのまま車いすになるタイプの福祉車両。

トヨタのポルテとスペイド、兄弟車の2台です。

ポルテ/スペイドは助手席側の大きなスライドドアが特徴で、助手席の乗り降りが楽にできる車種です。

助手席は脱着シート(写真上段)と、専用車椅子(写真下段)があります。

さらに脱着シートには、手押しタイプと電動タイプがあります。

 

脱着シートは座面が通常座席のようにしっかりしている反面、車いすとして使った場合に重たいというデメリットがあります。

専用車椅子は、一般的な車椅子のように使用できますが、助手席になった時の車の乗り心地はあまりいいものではありません。

どちらのシートもメリット・デメリットがありますので、用途を考えて選んでいただいたほうがよさそうです。

 

ただし、このポルテ/スペイドの福祉車両は現在新車のラインナップにはなく、ほしい場合は中古車で探していただかないといけません。

ポルテ/スペイドを含む福祉車両の情報

 

 

「回転シート+車いすスロープ」の両方を備え持つコンパクトミニバン

助手席が回転シートになって、かつ車いすスロープがついている、そんなコンパクトカーはシエンタのウェルキャブタイプ3です。

シエンタタイプ3は5名乗車の座席があり、2列目の2席を倒すことで車いすの方1名が乗車できます。

さらに、車いすのまま乗車しないときは、助手席が回転して車いすからの移乗をサポートします。

 

ふだんの病院などは車いすのまま乗ってもらい、遠出するときは助手席に座ってもらう、などの乗車アレンジができる車です。

シエンタはコンパクトカーながら室内も広くファミリー世代に人気の車です。

 

シエンタの福祉車両はタイプ3のほかにも、車椅子スロープのみの仕様のタイプ1や、ストレッチャーも乗車できるタイプ2があります。

それぞれの特徴をまとめてあるので、こちらも参考にしてください。

 

 

福祉車両を買えるお店

先ほどご紹介した3車種、ほしいなと思ったら次にお店を探さないといけません。

福祉車両を買えるお店について、ざっくりとご紹介します。

ハートフルプラザ(トヨタ)

トヨタハートフルプラザはトヨタ自動車とトヨタ販売店が運営するウェルキャブの総合展示場です。

トヨタハートフルプラザでは実車の使い勝手や機能・操作の確認をしていただけるほか、専門スタッフもいるのでトヨタの福祉車両について詳しく聞けます。

 

ハートフルプラザは千葉神奈川名古屋兵庫など、全国9か所にあります。

 

オレンジディーラー(ホンダ)

オレンジディーラーはホンダディーラーのうち、福祉車両を見て・ためして・気軽に相談できるバリアフリーのお店です。 

オレンジディーラーは、Hondaが定める福祉に関する一定の基準をクリアしています。

 

車椅子仕様車など1台以上のホンダの福祉車両を展示しているホンダ店が全国に数十店舗あります。

 

フレンドシップ店(ダイハツ)

フレンドシップ店はダイハツディーラーのうち、車いすの方がいつでも気軽にご来店できるバリアフリーに配慮したお店です。

ダイハツの福祉車両を1台以上展示しており、福祉車両の専門資格を持った「フレンドシップスタッフ」が納得のクルマ選びをサポートします。

 

ダイハツのフレンドシップ店は全国に数十店舗あります。

 

福祉車両専門店

様々なメーカーの福祉車両を展示、中には高齢者や障がい者のための自動車改造を行っている、福祉車両に特化したお店です。

福祉車両取扱士など福祉車両の専門資格や、介護初任者研修など介護の資格を持ったスタッフが、お客様に合った1台を様々なメーカーの中から提案します。

 

大きいお店では数十台の福祉車両を展示しているので、メーカーにとらわれない最適な1台を選ぶことができます。

 

福祉車両のお店選びについて知りたい方は、

福祉車両はやっぱりディーラーで!?に、詳しくまとめています。

 

 

助成を活用した福祉車両の購入方法

 福祉車両の購入時には様々な助成を受けることができます。消費税の優遇や自動車税の減免制度、補助金や高速道路の割引などいろいろと活用できます。

 

福祉車両購入時の助成について、詳しくまとめています。

 

 

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