福祉車両がもらえる!?特養・デイサービスなどが申請できる補助金まとめ【2025年】

特別養護老人ホームやデイサービスを経営している法人経営者の皆様、福祉車両の導入を検討されている方に朗報です。日本財団、24時間テレビ、JRA(日本中央競馬会)、公益財団法人JKA、損保福祉財団などが毎年募集している福祉車両寄付事業について、申請期間や対象者、助成金額、選考ポイントをまとめました。これらの情報を活用して、ぜひ福祉車両の導入を検討してみてください。

法人むけ、福祉車両の補助金や助成金まとめ

この記事を書いている私は、

・福祉車両のみを年間約200台販売する福祉車両専門店のオーナー社長

・(一社)日本福祉車両協会で福祉車両の安全な普及を進める本部講師

である山下です。そんな私が、補助金や割引について体系的に説明します。この記事を読むと、福祉車両の購入時役立つ、おトクな情報が手に入ります!

 

福祉車両がもらえる!?特養・デイサービスなどが申請できる補助金まとめ(法人・団体むけ)

主な助成団体と、昨年度の申請期間、対象者、選考ポイントなどを表にまとめました。

助成団体 申請期間(2024年度) 対象者 助成金額 選考ポイント
日本財団 2024年7月1日~7月12日(終了) 社会福祉法人、NPO法人、公益法人など 車両の種類や装備により異なる 申請内容の具体性、事業の必要性、過去の実績など
24時間テレビ 2024年4月中旬~5月20日(終了) 社会福祉法人、NPO法人、地方公共団体、医療法人、学校法人、任意団体、ボランティア団体など 車両の種類や装備により異なる 申請内容の具体性、事業の必要性、過去の実績など
JRA 第1回募集:2024年7月1日~11月1日(終了)、第2回募集:2025年5月26日~6月20日 社会福祉法人、NPO法人など 車両の種類や装備により異なる 申請内容の具体性、事業の必要性、過去の実績など
公益財団法人JKA 第1回募集:2024年7月1日~11月1日(終了)、第2回募集:2025年5月26日~6月20日 社会福祉法人、NPO法人、公益法人など 車両の種類や装備により異なる 申請内容の具体性、事業の必要性、過去の実績など
損保福祉財団 2024年6月3日~7月5日(終了) 西日本地区に所在するNPO法人 1件あたり170万円まで(総額1,700万円) 団体の規模、活動対象者の人数、活動実績、地域連携の有無など

 

それぞれ詳細についてみていきます。

 

日本財団の「福祉車両助成」

日本財団は、1994年度から福祉車両の助成事業を実施しており、これまでに累計で4万台を超える車両を支援しています。対象となるのは、社会福祉法人、特定非営利活動法人(NPO法人)、公益財団法人、公益社団法人、一般財団法人、一般社団法人などです。助成対象となる車両は、リフト付きバス、スロープ付き車両、車椅子対応車両など多岐にわたります。

  • 申請期間: 2024年7月1日~7月12日
  • 対象者: 社会福祉法人、NPO法人、公益法人など
  • 助成金額: 車両の種類や装備により異なる
  • 選考ポイント: 申請内容の具体性、事業の必要性、過去の実績など

参考:2024年度 福祉車両配備募集要項 | 日本財団

24時間テレビの「福祉車両寄贈」

24時間テレビチャリティー委員会は、毎年福祉車両の寄贈を行っています。対象となるのは、社会福祉法人、NPO法人、地方公共団体、医療法人、学校法人、任意団体、ボランティア団体などです。寄贈される車両は、主にリフト付きバスやスロープ付き車両で、障害者や高齢者の移動をサポートします。

  • 申請期間: 2024年4月中旬~5月20日
  • 対象者: 社会福祉法人、NPO法人、地方公共団体、医療法人、学校法人、任意団体、ボランティア団体など
  • 助成金額: 車両の種類や装備により異なる
  • 選考ポイント: 申請内容の具体性、事業の必要性、過去の実績など

参考:福祉車両贈呈|チャリティー活動|24時間テレビチャリティー委員会

JRA(中央競馬馬主社会福祉財団)の「施設整備等助成事業

JRAは、競輪やオートレースの収益を活用して福祉車両の助成事業を行っています。対象となるのは、社会福祉法人、NPO法人、公益法人などです。助成対象となる車両は、リフト付きバス、スロープ付き車両、車椅子対応車両などで、障害者や高齢者の移動をサポートします。

  • 申請期間: 第1回募集:2024年7月1日~11月1日、第2回募集:2025年5月26日~6月20日
  • 対象者: 社会福祉法人、NPO法人など
  • 助成金額: 車両の種類や装備により異なる
  • 選考ポイント: 申請内容の具体性、事業の必要性、過去の実績など

参考:令和6年助成事業 | 中央競馬馬主社会福祉財団

公益財団法人JKA(競輪・オートレース)の「福祉車両の整備補助事業」

JKAは、競輪やオートレースの収益を活用して福祉車両の助成事業を行っています。対象となるのは、社会福祉法人、NPO法人、公益法人などです。助成対象となる車両は、リフト付きバス、スロープ付き車両、車椅子対応車両などで、障害者や高齢者の移動をサポートします。

  • 申請期間: 第1回募集:2024年7月1日~11月1日、第2回募集:2025年5月26日~6月20日
  • 対象者: 社会福祉法人、NPO法人、公益法人など
  • 助成金額: 車両の種類や装備により異なる
  • 選考ポイント: 申請内容の具体性、事業の必要性、過去の実績など

参考:福祉車両の整備 | 競輪&オートレースの補助事業

SOMPO福祉財団の「社会福祉事業の自動車購入費助成」

SOMPO福祉財団は、障害者の福祉活動を行う団体を対象に自動車購入費の助成を行っています。対象となるのは、西日本地区に所在する特定非営利活動法人(NPO法人)です。助成対象となる車両は、リフト付きバス、スロープ付き車両、車椅子対応車両などで、障害者や高齢者の移動をサポートします。

  • 申請期間: 2024年6月3日~7月5日
  • 対象者: 西日本地区に所在するNPO法人
  • 助成金額: 1件あたり170万円まで(総額1,700万円)
  • 選考ポイント: 団体の規模、活動対象者の人数、活動実績、地域連携の有無など

参考:自動車購入費助成 | 助成申請のご案内 | 公益財団法人SOMPO福祉財団

 

まとめ:助成事業や寄贈プログラムの活用で、福祉車両の導入を

福祉車両の導入は、利用者の快適性や安全性を高め、サービスの質を向上させる重要な投資です。しかし、その費用負担が大きな課題となることも事実です。多くの団体が提供する助成事業や寄贈プログラムは、これらの課題を解決する大きな助けとなります。こうした制度を積極的に活用することで、施設の財務負担を軽減しながら、より多くの方々に質の高い福祉サービスを提供することが可能になります。経営者の皆様には、ぜひこれらの支援制度を検討し、導入計画に組み込むことをお勧めします。

これらの情報を参考に、福祉車両の導入を検討してみてください。申請手続きや詳細については、各団体の公式サイトをご確認ください。福祉車両の導入が、皆様の施設運営に役立つことを願っています。

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