今乗っている車を後付けで福祉車両に改造する、福祉車両改造。福祉車両ヤマシタオートでは、軽自動車から輸入車まで、これまで様々な車両を福祉車両に後付け改造しています。
本記事では、福祉車両の後付け改造の価格や改造に関する大まかな費用を公開しています。具体的な費用に関しては、車両ごとに取り付け方法が異なったりしますので、下部のお問い合わせから個別のご質問お願いします。
✓ポイント
この記事を書いている私は、
・福祉車両のみを年間約200台販売する福祉車両専門店のオーナー社長
・(一社)日本福祉車両協会で福祉車両の安全な普及を進める本部講師
である山下です。そんな私が、福祉車両の後付け改造の費用や価格について説明します。この記事を読むと、介護系福祉車両の後付け改造に役立つ、おトクな情報が手に入ります!
介護系の福祉車両後付け改造にかかる費用
1,後付け車椅子スロープ改造の費用
ミニバン、1ボックス、バンなどに後付け改造できる車椅子スロープ。
改造費用 : 902,500円~(税込992,750円~、改造工賃含む)
トヨタ ハイエース、トヨタ レジアスエース、トヨタ アルファード(H25年まで)、トヨタ ヴェルファイア(H25年まで)、トヨタ ヴォクシー、トヨタ ノア、トヨタ エスクワイア、日産 NV200バネット、日産 NV350キャラバン などは上記改造費用くらいで改造できます。
※現行トヨタ アルファード/ヴェルファイア、ホンダ ステップワゴンなど、荷室が大きく空いている場合は、別途荷室の補強改造費用が必要になります。
2,後付け車椅子リフト改造の費用
ミニバン、1ボックス、バンなどに後付け改造できる車椅子リフト。
ラックス社製車いすリフト「ライラックリフト」
改造費用 : 780,000円~(税込858,000円、改造工賃含む)
日本のメーカー株式会社ラックスが製作している「ライラックリフト」です。最大積載量は200kgで、コストパフォーマンスに優れています。
ミニバン、1ボックス、バンなどに後付け改造できる車椅子リフト。
3,後付け回転シート改造の費用
軽自動車やコンパクトカーの助手席などの乗り降りをサポートする回転シート改造。
改造費用 : 754,500円~(税込829,950円~、回転シート、改造工賃含む)
シート座面が地面から(車の床ではありません)50~70cm程度であれば、シートが回転するだけで移乗が劇的に楽になります。介護される方だけでなく、介護する側も車の乗り降りの負担が軽減されます。
回転シート「ターンアウト」とは
上記の画像では、助手席に回転シート「ターンアウト」を取り付けました。後付け回転シートとは、シートが回転して、乗り降りを簡単にしてくれる装置です。車椅子ユーザーだけでなく、足を上げるのが難しい方にも嬉しい機能です。
BraunAbility社製の回転シート「ターンアウト」は、座席を回転させると、座面が開けたドアの方にやや前面に突き出ることで、格段に乗り降りがしやすくなります。手動式と電動式の両方の回転ベースとして利用できることも特徴です。
➡️ 後付け回転シート・回転昇降シート改造の詳細記事はこちら
4,後付け回転昇降シート改造の費用
ミニバンや1ボックス、SUVの助手席、運転席、2列目席などの乗り降りをサポートする回転昇降シート(リフトアップシート)改造。
改造費用 : 2,270,650円~(非課税、改造工賃含む)
座面の高い車の乗り降りをサポートするのは、回転昇降シート(リフトアップシート)。座面の高いSUVの助手席も、回転昇降シートを取り付けると座面が床から60cmほどになり、乗り降りが簡単になります。操作は簡単!リモコンスイッチを押し続けるだけ。あらかじめ組み込まれたプログラムで、回転と昇降を組み合わせて自動で吐出・格納します。
回転昇降シート「ターニー®EVO」とは
助手席、運転席、2列目席などの乗り降りをサポートする回転シート「ターニー®EVO」。回転昇降シートとは、シートが回転して外に出てくる装置です。リフトアップシートとも呼ばれます。座面が高い車への乗り降りを容易にします。
BraunAbility社製の回転昇降シート「ターニー®EVO」は、車のシートを車外に完全に移動させ、希望の高さまで下げることが出来ます。車椅子からの乗り降りはもちろんのこと、高さ調節によって車に乗り込みやすくなるすべての方に適しています。
➡️ 後付け回転シート・回転昇降シート改造の詳細記事はこちら
5,後付け介護リフト改造の費用
在宅や施設で活躍する介護リフトのメーカー㈱モリトーが車載用に開発した介護リフトVリフト。
改造費用 : 780,000円~(Vリフト、改造工賃含む)
介護度が高い方の多くは、車いすのままスロープやリフトで車に乗り込み、そのまま移動します。しかし車いすのまま乗車すると乗り心地がとても悪い。また介助者が横に座れないなどで移動中様子が心配となることもあります。
この介護リフトなら介護度が高い方でも純正シートに移譲することができるので、長時間のドライブや移動でも快適に乗車することができます。また助手席や2列目シートに座れるので、横に座る介助者が運転中もサポートすることができるので安心です。
トヨタ ノア、トヨタ ヴォクシー、トヨタ エスクワイア、トヨタ シエンタ、日産 セレナなどミニバン、1ボックスに改造することができます。
6,後付け電動ステップ改造の費用
車の乗り降りをサポートしてくれる電動ステップ。ドアの開閉と同時にステップが電動で吐出、収納されます。
改造費用 : 286,500円~(税込315,150円~、電動ステップ、改造工賃含む)
アプローズ社製 電動補助ステップ「ASEI700-170」とは
電動ステップとは、電動で展開・格納する補助ステップのことです。足腰の弱い方、高齢の方、車いす利用者の方などが、より安全かつ楽に車両に乗り降りできるようになります。ドアの開閉に連動して自動でステップが出てきたり格納されたりするものが一般的です。
アプローズ社製の電動補助ステップ「ASEI700-170」は、電動ステップの取付けスペースが確保できる車輌であれば、さまざまな車種へ取り付けができます。運転席、助手席への取付けも可能です。
7,後付け車いす収納リフト改造の費用
車椅子の乗せ降ろしをサポートする車椅子収納リフト。手押しの車椅子から電動車椅子まで、様々な車椅子の収納を助けてくれます。
改造費用 : 511,500円~(税込562,650円、工賃込)
車椅子を収納する場所により、車体側面から取り付けるピラーリフトや、床面からリフトを立ち上げるカロリフトなど選択できます。
ピラーリフト「VCC205」とは
ピラーリフトとは、車のピラー(主に運転席と後部座席の間、または後部ドア付近の柱)に取り付けられた、クレーンのような形状の車椅子収納装置です。主に、手動式の車椅子を乗用車の後部座席やラゲッジスペースに積み込む際に使用されます。
その中でもイタリア・KIVI社製のピラーリフト「VCC205」は、コンパクトなリフトです。関節のように動くアームを手動で操作し、車の内外へ伸縮させます。車椅子の積み下ろしは押しボタン式のハンドセット、または操作しやすい世に設置されたボタンで行います。最大荷重は 25kgです。
車いす収納クレーン「カロリフト40®️」とは
バックゲート左に車いす収納クレーン「カロリフト40®️」を取り付けました。
車いす収納クレーンとは、車いすをスムーズに車内や車のトランクスペースに収納するための装置です。電動式が主流ですが、車椅子の固定やアームの旋回などは手動で行う半自動型などのタイプもあります。
その中で、スウェーデンのBraunAbility社製「カロリフト40®️」は、ほぼすべての車種に適合するフレキシブルな車いす収納クレーンです。折りたたみ式のデザインが採用され、さまざまな車種のトランクに収まります。最大40kgまでの車いすを釣り上げることが可能です。
福祉車両を手にする改造以外の方法
残念ながら、福祉車両改造パーツを格安で手に入れる方法はなかなかありません。理由の一つに、上記後付け改造パーツのほとんどが、新しく乗換えの車に移設取り付けすることができるから。
そこで格安で福祉車両を購入する方法として、福祉車両中古車の購入が挙げられます。
中古の福祉車両は一般的に丁寧に使われているので同じ年式距離の一般車に比べて程度がいいことがメリットです。また福祉車両ヤマシタオートでは、福祉車両改造部分のメンテナンスができるので、中古車をご購入いただい際には車椅子にかかわる箇所も点検修理させていただいています。
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